スカイツリーに歌舞伎座!?手掛けた建物を社長と巡ったらスゴすぎた!
神奈川県川崎市にある、内装仕上げ工事、金属パネル工事を手掛けている小野内装です!
20代、30代が活躍している小野内装には、遠方から就職を希望して移住してくる方もいます。
今回は、建設業への就職を考えている方に向けて、私たちが日頃どんな建物を手掛けているのか伝わるように、社長と一緒に
過去の施工物件を巡る旅!
を決行しました!
夏の猛暑日…
丸1日かけてたくさんの建物を巡ってきましたが、そこには多くの人集りができ、たくさんのファミリーや海外からのビジター、老若男女さまざまな人が集まっていました。
建設業ではよく「地図に残る仕事」と表現し、建設業のすばらしさを発信していますが、
はじめて間近で完成後の施工物件を見たわたしの目には、
「日本の文化が伝わり、あらゆる人が満たされていく瞬間」が映っていました。
では早速、旅のはじまりです!
▽動画で見たい方はこちら▽
新橋の駅前で涼む社長と待ち合わせ
今日は新橋での待ち合わせからスタートです!
この日は真夏の猛暑日で、立っているだけでも汗が吹き出る気温です。
新橋駅前の噴霧器の下に社長を発見しました!涼んでいます。(笑)
お昼に待ち合わせしたので、出発するかと思いきやまずはランチで腹ごしらえです。
日に焼けている小野さんの顔が赤く見えますが、ここでは魚定食をいただき神に誓ってノンアルコールでございます。
釣りが趣味な社長はさすが、魚の食べ方がキレイでした!
1件目は!ウォーターズ竹芝へ!(東京浜松町)
その後向かったのは、東京都港区、浜松町駅から徒歩6分の場所にある
「ウォーターズ竹芝」。
劇団四季の劇場や、
ショッピングが楽しめるアトレ竹芝、
リゾート感たっぷりのホテル メズム東京、
浅草・お台場・両国・葛西・豊洲方面への水上バスやクルーズ船などが運航する船着場、
があり、本当に都会のオアシスと呼ぶのにふさわしい場所です。
一方で浜松町らしくオフィスも入っているそうで、リゾートとビジネスが融合しているような雰囲気です。
たくさんの環境客の人々も訪れます。
細長い板がいくつも組み合わされて出来た屋根
あの黒い屋根を、小野内装でつくったの。
え!あの屋根ですか。
右からも左からも斜めになっていて、この現場の最重要箇所、メインだね!
スパンドレルという材料を、細い板にしたものをいくつも貼って、細くなっていく先端に合わせて貼っていくの。これが大変だった。
遠くから見ると真っ黒の屋根にしか見えないけど、よく見ると細い板がいくつも貼られているのがわかるでしょ?
他にもエントランスの通路の屋根だったり、金物関係はみんなうちで施工したんだよ。
なんかどこも形状のデザインが独特ですね!さすがウォーターズって感じです。
内装も見に行こう!
こういうショップが並んでいるフロアの壁や天井もうちで施工したんだ。
このアーチのような形になっている天井もですか?
そう!
うちが天井・壁を組んでから、大工さんたちがこういう装飾をつくっていくんだ。
テナントの中はまた店舗専門の人たちがそれぞれお店から依頼を請けてつくっていくんだけれどね!
こういう物件をやっていると、こうして見に来れるからいいよね♪
2件目は!銀座の歌舞伎座へ!(東京 東銀座)
続いては!銀座に着きましたね!
東銀座駅の真上にある「GINZA KABUKIZA」に到着です。
歌舞伎座はなんと明治22年11月21日に開場されたそうです。
そこから焼失や空襲、関東大震災などの困難を乗り越え、4回のリニューアルや建て替え工事を経て、現在の姿は第五期。平成25年2月に竣工しました。
スゴい人だね。
外国の観光客の人たちもずいぶん戻ってきたんだね。
ここではどんな施工をしたんですか?
歌舞伎座の中、場内の内装が一番の見せ所だったね。
同時に地下の売店が並ぶ広場も天井・壁を組んだんだよ。この地下広場の柱は全部やったね。
お土産屋さんも迫力がありますねーーーーー!
天井が碁盤の目のようになっていて雰囲気が出ていますね〜!柱に光が反射しているのも高級感が出ていてステキですね。
四階の回廊で見る、歌舞伎座の歴史
場内には入れないので、写真などがあるギャラリーに行って見てみましょう!
この場内の斜めになっている天井も組んだのだけれど、一部、以前のときの木を残して使っているんだ。
前の建物を取り壊すときに、使える材料は分別して取り出して、こうやって使い続けるんだよね。
新しい材料と、受け継がれていく古材を職人の技術で融合させていく、というのが難しい点でもあり、こういった物件に携われる醍醐味でもあるよ。
端々の取り合いの部分なんていうのは、まさに職人の腕!
図面通りにはいかないからどうやってキレイに収めるか。これは大変だったよ(笑)
へ〜!
ステキな話ですね。
なんというか…それってこうやって聞かなきゃわからないことだと思うんですよ。
いま教えてもらったので知りましたが、はじめてきた人にそれがどこまで伝わるかって、なかなかハードルが高いと思うんです。
でも、ここ歌舞伎座の運営をしている人たちが、そうやって建築の部材もずっと継承していってるんだなあって。感動しました!
この舞台をつくっている大工さんは宮大工で、京都から来ていたよ!
こういった由緒ある建物を手掛けられるというのは誇りに感じるね!
3件目は!豊洲市場へGO!(東京 豊洲)
続いては!豊洲市場です!
豊洲市場は築地市場の代替施設として2018年に開場されました。
競りの見学や、物販、飲食店舗が立ち並び、ここも観光客がたくさん訪れる場所となっています。
いくつも棟があり、「水産仲卸売場棟」を見学しました!
小野さん、マグロと身長比べられますよ!並んでみてください。
え〜!いいよもう〜=_=
あ!背伸びしないでください。
誤魔化しちゃだめですよ!(笑)
指名をもらえるようになった!所長さんとの現場
この…飲食店のフロアの天井も組んだよ。
小野さん息切れでもはや説明できていませんね…
しっかしとにかく広いですね!
色々な水産物を販売する、仲卸売場の天井・壁も手掛けたんだよ。
(この日は中には入れず見学ルートから撮影しました)
この時の所長さんに気に入ってもらって、また別の現場も指名をもらったんだ。
建設業にも「指名」があるんですね!
施工力を認めてもらえれば、その所長さんがまた次の現場に行く時に呼んでくれるんだ。そういうチャンスをいただいて、自分たちの技術ももっと磨かれていくし、人間関係ができてくるよね。
特に小野内装は新しい工法の現場が多いから、関東の内装仕上げ施工では最先端だと思うよ。毎回のように新しい工法を学んで実践しているからね。
それだけ技術開発されているってことですよね?
日本は災害や地震が多いから、それこそ東北の震災以降、開発が進んでいるよね。
より耐震性の高い工法が出てくる。
だからこの内装仕上げの仕事をしていて、そういった新しい技術に触れたい、やってみたいという人たちには最適な環境だよね!
そうですね。
先日は、山形から来た経験者の方も入社されましたしね。「東京から山形に職人さんが来て、仕事の様子を見ていたらそれまでの自分とは比べ物にならない精度とスピードで驚いた」というのがキッカケで同じ仕事で転職先を探したといっていましたもんね♪
東京都内はまだまだ開発も進んでいるから面白いと思うよ!
4件目は、東京スカイツリーとソラマチへ!(東京 墨田区)
それでは、続いて東京スカイツリーにやってきました!
スカイツリーと、その隣のソラマチです。
ちなみにその隣のオフィスビルも施工しました。
東京スカイツリーはどこを施工したんですか?
一番上が展望回廊になっていて、その下の350mの所にある展望デッキ!
実はここも竣工してから初めて来たんだけど、敷地内のどこかに携わった施工会社の名前が載っている記念碑があるみたいなんだ。
(探し歩きましたがこの日は見つけられませんでした。現在は一部改修工事中でどこかに移設されているかもしれません。)
タワーの上層階の方にはエレベーターを乗り継いで上がっていくんだけれど、まだガラスも設置されていない状態で養生ネットだけのときなんていうのは、それはそれは「おおおおお…(汗)」って感じで。(笑)風が吹き抜けるから余計に迫力あるよ。
ひぃぃぃぃい!
わたしは高所恐怖症なんで…想像しただけで足が固まります。。。
職人さんはスゴいわあ。本当に頭が下がります。
ソラマチの方もどんな施工をしたか教えてください!
フロアの中の天井・壁も組んで、間接照明の部分も。
テラスの天井も施工したよ!
変わった照明の造りですね!
質問なんですけど、柱を施工するというのは、柱って躯体のコンクリートで出来ているじゃないですか?その上に施工をするってどういうことなんですか?
コンクリートを囲って石膏ボードを貼ってから、その上からクロスを貼ったり塗装をしたりするんだよ。
だから躯体の上には軽鉄が組まれて、石膏ボードが設置されているんだ。
そういうことですね!!
では、そろそろ暑さで疲れてきたので、休憩にアイスクリームをごちそうしてください!
5件目は巨大ショッピングモール「ららぽーと豊洲」(東京 豊洲)
糖分補給した次は、「ららぽーと豊洲」に来ました!
ショッピングパークのららぽーと豊洲は、さまざまなセレクトショップ、飲食店、クリニック、映画館もあり、ファミリーに大人気のキッザニアも入っています。
ここは私が職長として手掛けた最後の現場だったんだ。
え!思い出の場所ですね。
そう。職長を卒業して、社長業に専念すると決意したときだった。
現場の件数も、社員の人数も増えて、自分の仕事をシフトしなければならなくなった時期だね。
おおお。大きな転換期だったわけですね。
うわ〜、口で言うのはカンタンですが、現場を離れるって相当な苦労だったと思います。だから小野内装のようにこんなに人数がいる施工会社に成長してこれたんですね!
この建物はどこを施工したんですか?
入口入ってスグの吹き抜け、渡り廊下の天井であったり、エスカレーターの土台の側面もつくりました。
こっちの吹き抜けも。
ここは、同業者が何社か入って、各社にエリアが割り振られていたんだ。
自社の対応エリアは店舗の中のベースの天井や壁もつくったよ。
キッザニアもつくったんですよね?
そうです。
キッザニアに展示されている飛行機って本物だって知ってた?
いやぁ〜、正直考えたこともありませんでした。
運び入れるのたいっへんなんだから!搬入はうちがやったわけじゃないんだけどさ。
それから天井の装飾、ペイントは美大の人たちを呼んで描いてもらったり、すごくこだわっているんだよね。
へ〜!だからこんなに子供たちに人気なんですね!
キッザニアの隣のエレベーターも。
エレベーターは耐火壁で囲われているんだけれど、それを設置するのもうちの仕事。
建物のそういう部分まで、内装仕上げの仕事って関わっているんですね!
6件目は武蔵小杉駅!駅構内も実績豊富(神奈川 武蔵小杉)
小野さん、最後は駅に来ましたね!
武蔵小杉駅はうちで施工したときから少し変わっているみたいだね!
駅構内や、改札外の内装なんかも、今まであちこち携わらせてもらったね。
そう言えば!先日「新横浜駅」を利用して、ピッカピカの内装見てきましたよ!
出来たばかりというのもあって神々しかったです!
とてもデザイン性も高くておしゃれな駅でした!
今日の「小野さんぽ」はこれにて終了ですね!お疲れ様でした。
もう歩けないよ……(笑)
この日はなんと6件の施工事例を周り、沢山当時の話を聞くことができました。
小野内装では、未経験者大大大歓迎で、社員の採用を行っています!
ご興味のある方は、気軽な相談や、会社見学からでもお問い合わせください。
遠方の方でしたら、Web面談も実施しています!ご連絡はLINEからでもOKです(^^)