【小野社長に聞いてみた!】職人の世界で一人前と認められるには、10年も必要なの!?
神奈川県川崎市にある、内装仕上げ工事、金属パネル工事を手掛けている小野内装です。
建設業の世界では、その仕事を10年経験してようやく”一人前の職人”と認められると言われることがあります。
”10年”と聞いて、みなさんはどのように感じましたか?
「10年は長すぎる」、「もっと早く稼げるようになりたい!」、「10年も同じ仕事を続けられる自信がない…」などなど、ちょっと躊躇してしまうような印象を持った方も多いと思います。
この記事では、職人の世界で一人前と認められるには、本当に10年もかかるのか!?その真相を、小野社長へ聞いてみました!
同じ仕事を長く続ける面白さなんかも語っていただきましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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結論!昔と比べて道具の進化が発達し、一人前になるまで10年もかからない!
建設業って、一人前になるのに10年はかかるって言われるじゃないですか。
本当にそんなにかかるんですか?
確かに10年くらいはかかる職種もあるんじゃないかな。例えば宮大工とかはその典型かもね。“匠”の技だから、10年どころじゃないかもしれない。
鋸(のこ)と鉋(かんな)と金槌(かなづち)、と釘を使って、腕一本で勝負する世界だから、それなりの修行はいると思うよ。
それこそ人間国宝になっちゃうような人もいるから、まぁ、ある意味芸術家の域だよね。
今の若い世代はすぐに成果を出したい人が多いと思うので、一人前になるまでに10年もかかるような職種は、就職を決めるときに選択肢から外れちゃうような気がするのですが……。
自分たちがやっている軽天工やボード工、金属パネル工だったら、今は5年くらいで一人前になれるんじゃないかな。早い人はもっと早いよ。
道具を使いこなせばスピードも早いし効率もいい。そして仕事の質も高くなるから、道具の恩恵は大きいと思うよ。
昔ながらの職人は、そんなの認めない!って人もいるけど、俺はそうは思わないな。
道具を使いこなすのも才能だし、一人前になるまでの歳月と仕事の質は必ずしも比例しないと思っているから、5年で一人前も上等じゃないかな。
とりあえず、最初の7年は会社勤めしてそれから独立したから、その7年が修行みたいなものなのかな。って考えると7年だね。
今は高さや水平を測ったりする“レベル出し”もレーザーでピッとやるだけなんだけど、昔は墨壺使って墨出しだからね。
知ってる? 糸をパンって弾いて線を出すの。優れた方法だな、考えた人すごいな、って当時は思ってたんだけど、今となってはノスタルジーだよ。
小野内装ではほとんどの社員が、5〜6年の経験で一人前の職人になっている
小野内装には外国からの技能実習生が何人かいるけれど、彼らもすっかり仕事を覚えて一人前って言ってもいいレベルに達していると思うよ。
言葉の壁があるにしても、彼らの熱意や努力で5〜6年ですっかり覚えたからすごいよね。
ただ、仕事を覚えた先にもまだまだ目指すところはあって、人をまとめたり仕事を回したりするようなリーダーとしてのいろいろもあるから、そっちを目指すとなるとまた別の話になってくるけどね。
さらに聞いちゃいますけど、小野社長の一人前の定義は?何をもって、「この人はもう一人前だ!」って思うのですか?
つまり、何も説明がなくても図面を渡しただけで意図を読み取ることができて、図面通りに形を作れるようになれば一人前じゃないかな。実習生もそれができるよ。
建設業の世界では、図面が言語みたいなものだから、図面が読めるようになると強いよね。彼らは問題なくスイスイ仕事をこなしているよ。
経験年数は関係ない、職人にとっては仕事を学ぶ“環境”が大事!
小野内装も勤続年数によって給料が上がる、いわゆる年功序列制ではなく、実力次第でどんどん上の立場になってお給料も上がっていくよ。
もし、年功序列だったらモチベーションが上がらないでしょ。努力して早く仕事覚えても、逆にダラダラやっても、同じペースでお給料が上がっていったらやる気をなくすよね。
もちろん年功序列制の企業はたくさんあるし、業種・職種によってはそれでもいいと思うけど、建設業に限っては違うと思うんだよね。
今の時流としては、建設業も改革が進んでいているから、建設業に従事している人にもサラリーマンと同じような働き方をすることが求められているんだよね。残業はダメとか、月給制にしましょう、とか。
もちろんその方向性は基本的には間違っていないと思うけど、頑張り次第で変動する部分もあっていいと思うんだよね。
もちろん経験者として受け入れるし優遇する部分もあるけれど、この世界は実力だからね。その人の仕事を見てから金額を決めさせてもらいますよ。
その人は意気揚々と入ってきたけれど、いきなり鼻っ柱を折られたと言っていたな。
どうしてだろうね。
強いて言えば、小野内装の職人はみんな負けず嫌いだね。
誰よりも自分が一番上手い!って思っているんじゃないかな(笑)。そうなるための努力もしているし、向上心が旺盛だから覚えが早いんだよね。
小野内装は切磋琢磨っていう言葉がピッタリな環境だと思っているよ。
新しい工法や新しい材料がどんどん生まれることで、変化を楽しむことができる
ゼロから何かを作ることができるって意味でもシンプルにものづくりが好きな人には楽しい仕事だよね。
加えて世の中も絶え間なく変化しているから、とにかく飽きることがないんだよね。
中には変化を好まず、同じことの繰り返しの仕事の方がいいって人もいるけれど、俺は違うな。
変化の中で自分も成長を続けて、その時その時で最高のパフォーマンスを発揮するっていうのが、俺にとってはエキサイティングな働き方だね。
そういう思いがモチベシーションアップになっているんだと思うな。
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教える立場になって、見られているという意識や自覚もあると思うから、そこでカッコつけたいって思うんじゃないかな。
技術面もそうだけど、人として尊敬されたいっていう思いがモチベシーションアップになっているんだと思うな。
仕事は嬉しいことにどんどん入ってくるし、建設業がなくなるってことはないから、1人や2人ではなく、10人20人入ってきても大歓迎ですよ!
ある程度勤めたら独立してしまう人も中にはいるけれど、少なくとも小野内装にいる間は仕事を効率よく覚えられるし、質の高い施工っていうものがどんなものなのかがわかる。
確実に成長するし、現場も大規模なものが多いのでやりがいはあると思いますよ。
手前味噌だけど、依頼が絶えないのは小野内装の仕事が高く評価されているからだと思うんだよね。
そして、そういう仕事ができるのも、拠点が東京の近くにあるから。
今の日本は東京か東京以外か、って言ってもいいくらい何もかもが東京に一極集中している状態だよね。
街はどんどん変わるし、これだけ建っていてもまだ建てているし、エンドレスで進化しているのが東京という都市のすごいところだと思うよ。
小野内装は技術以外のことも学べる環境なので、自分自身の成長のためにも、ぜひ、挑戦してほしいなと思っています。
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いかがでしたでしょうか。
建設業も時代とともに変化があり、その変化を楽しむことで、仕事の奥深さや面白さも増していくのではないでしょうか。
自分のやる気次第でどんどん上を目指せる環境の小野内装で、一人前の職人になってみませんか?
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