高卒で建設業を目指すなら!先輩の人生を参考にしてみよう(航空会社からの転職編)
小野内装には未経験で入社した社員も多く、一人一人が確実にスキルアップを重ねていけるように先輩が懇切丁寧に指導しています。
建設業への転職を考えているが未経験の方、内装業という仕事に興味がある方、新卒でこれから就職活動を始めるといった方々は不安も多いと思います。本当に自分でもやっていけるのだろうか?と感じるのは当然だと思います。
そんな方々のために、今回は異業種から建設業に飛び込んだ大馬さんに転職の経緯や小野内装に入社した理由などを熱く語ってもらいました。
特に新卒の方々にとっては、学生時代とは違った社会人の心得も参考になるでしょう!
是非最後までお読みください!
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高卒で航空会社、その後、建設業への転職
なぜ異業種から建設業に転職したのか
こんにちは。
今年5月に小野内装に入社した大馬です。
今年のはじめに建設業に入るでは建設業とは全く異なる業界に従事していました。
業界自体の経験は浅く、まだまだ勉強中の身ではありますが、今日は私がなぜ異業種から建設業に入り、そしてなぜ小野内装に就職したのかなどをお話させていただきます。
まず、私は高校卒業後に航空関係の専門学校に入学しました。そして、専門学校卒業後は航空会社に入社し、約6年間勤務していました。
勤務地は羽田空港で、仕事内容はグラウンドハンドリングと呼ばれるものでした。飛行機の離着陸時の誘導や、荷物の搭降載を行う仕事です。
航空会社在籍中に社内資格をたくさん取得し、それに伴って担当できる業務の幅はどんどん拡がっていきました。しかし、一歩空港から外に出ると何も役に立たないな、とふと感じてしまったことがありました。
社内資格はかなり細かく、100近くあります。ボーディングブリッジ(乗客が搭乗するためにビルと旅客機を繋ぐトンネルのような橋)の操作、飛行機の翼端下に立って安全確保をする業務、荷物搭降載時に使用する重機の操縦など、それぞれ社内資格を持っていないとできない業務なのです。
このように、資格と言っても空港内の、しかもその仕事でないと使えない特殊なものがほとんどでした。
もともとずっと空港での仕事を続けようと思っていた訳ではなかったので、やや極端ですけれど「汎用性がない資格は無駄なのではないか」と考えるようになりました。
空港での仕事仲間との人間関係はとても楽しく、そして最高だったのですが、退職を決意して転職活動を始めました。
どうせならば早いうちに自分の武器になるスキルを身につけておいた方が良いだろう、と考えて建築の道に進むことにしたのですが、建設業を選択したのには私のバックグラウンドが関係しています。
私は与論島出身なのですが、父は地元で主に木造の住宅を建てる大工をして、たまにお客様からの依頼があればオーダーメイドの家具も作ったりしています。
そんな親の背中をずっと見ていましたから、以前から密かに「いつか建築の仕事をやってみたい」という想いもありました。
その想いが、このタイミングで建設の道に導いてくれたのではないでしょうか。
職人は一人で何でもできるのが最大の強みだと父の姿を見てよく思っていました。そして、形に残るものを造り上げることはとても意味があることだ、とも。
そんなこともあって、ずっとは航空関係の仕事をしないだろうな、とぼんやり考えていたことも転職の理由のひとつです。
私はまだ東京にいたいので、父の元に帰ろうという選択肢はありませんでした。ただ経験がないまま帰っても役に立ちませんから。
航空会社を辞めた直後に入社した別の会社で、3ヶ月現場監督をやりました。でも何だかしっくりこなくて。
実際に自分の手を動かす職人の方がいいなと思い、求人を探していて小野内装を見つけ、応募したのです。
小野内装を選んだ理由
転職活動中は求人紹介サイトなどにひと通り登録して探しました。
しかし、実際に「建設業」で検索すると施工管理や電気設備関係の職種の求人が多く、職人の求人はあまり無かったのです。
それでも諦めずに探していくうちに小野内装の求人が目に留まりました。求人内容に魅かれて、具体的な話を聞いてみたいなと思って応募してみたところ、面接の機会をもらうことができました。
その面接の際に、小野内装は大型施設の実績が多いという説明がありました。
大きい現場を経験できれば学べることも多く、自分のスキルアップになるだろうと考えました。同時に、たくさんの人の目に触れ、そして街のシンボルになるようなものを形にして残せることもとても大きな魅力に感じました。
おまけに大型の施設ならば自分が関わったことを自慢できるかな、と。
総合的に検討した結果、小野内装が転職先の第一候補となり希望通り入社することができたのです。
高卒で建設業を考えているなら!建設業ってどんなところ?
実際の現場は…
空港も建設現場も安全第一であることは変わりません。
内装業は大きい部材や長尺の部材を扱うため、危険を伴います。常に周囲に気を配る必要があるのです。
当然、厳しい雰囲気があります。
現場によっては軍隊みたいな朝礼をしていると聞いたこともありますが、私自身は今のところそういう現場には当たっていません。
ゼネコンの大きい現場だと監督さんがものすごく厳しくて、ラジオ体操を真面目にやらないと叱責されてしまうことがある、という話もあります。でも、実際は現場によってかなり雰囲気は変わるものではないでしょうか。
小野内装はとてもフレンドリーな雰囲気なのでとても恵まれていると思います。
やりがいのある内装仕上げ
今はまだ楽しいというよりも覚えることがたくさんあります。今のところの目標は図面を読み取れるようになり、そして壁や天井を素早く正確に自分で組めるようになることです。
もっと技術を身につければさらに多くのことが見えてきて、仕事に対しての感じかたも変わってくるのかなと思っています。早くたくさんのノウハウを身につけてもっと活躍できるようになれば、やりがいも格段にアップすると信じています。
現場にもよりますが、正直に言ってキツイと感じる時もあります。どちらかと言えば体力勝負の仕事ですから仕方がないかもしれません。
でも、毎日の仕事は将来に向けて確実に身になっていくことだと思っています。多少キツイと感じても頑張ろうという気持ちの方が強いので、キツイから休みたいとか辞めたいとは思ったことはありません。
具体的に言うと、休みが週に1日という点がキツイです。
これは職人だから仕方がない部分もありますが、やはり毎日身体を張って仕事をしていますので疲れがたまってしまうこともあります。
でも、仕事をした分だけきちんと給与に反映されるので、見方を変えてプラスと考えるようにしています。
あと、現場によっては移動時間が長くなるため早朝に家を出なくてはならないことがあります。そういった現場だと結果的に夜家に着くのも遅い時間になりがちです。
このようにプライベートの時間を確保するのが難しい時、やはりキツイと感じることもありますね。
空港での仕事はシフト制だったので4勤2休のサイクルで勤務していましたが、たまに5勤1休ということもありました。早番/遅番があり、朝早い時は5時から15時くらいの勤務時間でした。
キツイなとか、しんどいなと思った時に心の支えになっているのは自分の将来像です。
将来どんな自分になりたいかという理想の姿さえあれば、今はそれに向かって頑張る時期なんだと考えることができ、多少のしんどさは乗り越えられると思っています。
一人前の職人として認められるまでには5年10年といった経験が必要です。仕事を覚えていく過程で費やす時間は、将来の自分のための投資みたいなものではないでしょうか。
いや、投資は上手くいくことも失敗することもあるので、積立と言った方が良いかもしれません。
だから今は将来の自分のために一所懸命に頑張っている、という感じです。
高卒で建設業を目指すなら!
積極的に正社員採用している小野内装について
転職先探しで重要視した点は現場の規模感でした。
小野内装の実績を聞いて「あ、あの施設の内装も手掛けたんだ。すごいな」と思えたのが決め手のひとつです。普通なら大手ゼネコンでないと受けられない仕事じゃないかな、と容易に想像できるような大型施設ばかりでしたから。
入社直後からそういった大規模施設の仕事に関わることができるのはとても魅力的でした。
先ほども言いましたが、仕事の特性から入社前は職人的な厳しい会社を想像していました。しかし、実際のところ小野内装の皆さんはとてもフレンドリーなのですごく恵まれているなと感じています。
小野内装には年齢の近い人が多くて、1つ違いの先輩が4人もいます。
ただし、もし近い年齢の人がいなかったとしても私はあまり気にしません。年齢の近さよりも、どれだけ気が合うかの方が大事だと感じているからです。
後輩に対する接し方だけではなく、実際の仕事ぶりにも感心するばかりです。現場で一緒に作業をしていると、「なるほど、こんなところまで気を遣っているんだ」という大きな驚きと感動があるのです。
これまで何げなく見ていた天井や壁も、実際の仕上げ方を知ることで見方が変わってきました。
小野内装では皆さんがとても丁寧に指導してくれます。よく言われる、ひと昔前の職人的な「俺の背中を見て覚えろ」のようなことは一切ありません。
そういう社風というものは無意識のうちに、しかも確実に受け継がれていくものだと思います。自分にも後輩ができた時には、自分が教えてもらったのと同じように丁寧に教えたいですね。
小野社長は普通にいい人ですよ。「普通に」という言い方ではわかり辛いかもしれませんが、社員全員が同じように言っています。
すごく社員のことを考えてくれていることは、福利厚生が整っている点や社内研修施設があることなどに表れていると感じます。
先日はみんなで海に行ってバーベキューをやりました。私もアウトドアが好きなので、こうした交流の場があるのもうれしいです。ふだんとは違ったコミュニケーションも図れて、より一層仲が深まって結束力も強くなるのではないかと思います。
また、きちんと残業時間や残業代の管理がされていますから、とても安心して仕事に打ち込むことができています。
高卒で建設業を考えているなら、仕事の心構えとは。
大馬さん流「仕事とは」
私にとっての仕事とは、生きていくための糧です。
これはただ収入を得るための手段と言う意味ではなく、自分の人生を形成していく上で根幹となるものという意味です。
やはり、やりがいを感じない仕事は自分のためにはなりません。
どれだけやりがいを感じられるかは、自分から積極的に仕事に関わっていく姿勢次第だと考えます。
性格にもよるでしょうけれど、年功序列のような考えに囚われ過ぎて自分からモノが言えず、自ら殻を閉じてしまう人が多い気がします。
ここには自分の意志の問題と、環境の問題の両側面があります。
そもそも意見を言えない職場環境では、その会社を辞めたいという気持ちが生まれてしまっても仕方がないと思います。
そういう意味で、会社の雰囲気や作業現場の雰囲気はとても大事だと思います。
叱られたり注意されたりしたから仕事に対する熱意が冷めてしまうというよりも、自己表現ができない環境ではどんな人でも仕事を続けていくモチベーションは保てないのではないでしょうか。社員である以上、決められた時間に与えられた作業ができれば良しとされるアルバイトとは訳が違いますから。
空港での仕事では、最初のうちは怒られるのが仕事だと思っていました。ただ怒られただけで終わるのではなく、なぜ怒られたのか、次はどうしたらいいのかを必ず考えるようにしていました。その経験があったからこそ、異業種に転職してもしばらくの間は怒られて当たり前だと考えることができるのです。
未経験の建築業に入ったからには仕事を覚えるまでは自分で考え、自分から積極的に先輩たちに聞き続けるように意識しています。
これから社会人になろうとしている君たちへ
仕事をしていると1年はあっという間に過ぎていきます。私自身、いつの間にかもう26歳になっていたんだ、と思うこともあります。
そういう意味で時間は無駄にするべきではありません。
そして、とにかく自分を成長させるのは自分の意思と行動次第だ、と考えるべきだと思います。
失敗して怒られたからと言って「あの人は怖いから嫌だ」と心を閉じてしまうと、後々自分が苦しむことになるだけです。
もっとフレンドリーにコミュニケーションを取っていくようにすれば大丈夫なはずです。
同じ失敗を繰り返さないように、なぜ失敗したのかをよく考えて、1つずつ確実にノウハウを身につけていこうとする姿勢が仕事で求められる基本です。
考えてもわからない場合にそのまま放っておいては何の解決にもなりませんし、何も成長していないことになります。
仮に怒られなくなったとしたら、その理由は次のうちのどちらかです。
ひとつは完璧に仕事を覚えて一人前と認められた状態。
もうひとつは見放されて気にしてもらえなくなった状態。
後者は成長の道を閉ざされたも同然です。ですから怒られることを避けようとせず、怒られたらそれは自分のためになることだからラッキーなんだ、と考えた方が良いでしょう。
自分から先輩にアプローチすることも大事です。
わからないことがあるならば、教えてくれるまで待つのではなく、自分から聞きに行くように心がけてください。先輩が「もうわかっているはずだ」と思っていることであっても、自分自身では「まだ吸収しきれていない」と感じていることもあるかもしれませんから。
ましてや建設業は人の命に係わる作業をしています。わからないことをわからないままにしておくと後日大惨事につながりかねないので、どんなに小さなことでも疎かにはできないのです。
社会経験がないのに就職先を決めなくてはならない。これは容易なことではないでしょう。
まずは興味のある仕事に就いてみて、違うと思ったら別の視点で仕事や会社を選んで転職しても良いと思います。転職は決して悪いことではありませんから。
十人十色という言葉があるように、みんなが同じ仕事や同じ会社で満足する訳ではありません。実際に体験しないとわからないことはたくさんありますから、とにかく臆さずに興味あることにチャレンジする気持ちが大切です。
入社して3ヶ月目くらいに、これでいくぞと決めたらあとは一所懸命に頑張るしかありません。
こんな偉そうなことを言っている私も18歳の頃にはそんなに深くは考えていませんでした。実際には仕事をし始めて3年目くらいの時に、ようやく自分の未来像が見えたような気がします。その時に見えたのは、仕事に対してどのような姿勢でどのように取り組みたいか、という自分の理想の姿です。
仕事をし続けてやっと見えてきた訳ですが、それ以降はその理想の姿に向かって一所懸命に毎日の仕事に取り組みました。それが大きなモチベーションになったのです。
この先30年40年仕事をし続けていくのですから、自分の未来像が想像できる環境を選ぶことが大事だと思います。
何になりたいとか、どうなりたいとかの理想だけでも良いです。そこに辿り着くまでの道のりが見える会社で仕事をしていれば、自分がどんなステップを踏んで前進していけば良いのかがわかるはずですから。
私の場合、結果的に歩む道と言う意味では業界を変えましたが、向かっている自分の理想の姿は変わっていません。
仕事を選ぶにあたり、まずは理想の自分の姿を考えてみるといいでしょう。
悩むことも多いと思いますが、自分を大事にしながら仕事選びをしてください。
応援しています!
いかがでしたか?
仕事を選ぶ上での考え方などは参考になりましたか?
少しでも建設業や小野内装にご興味がある場合はお気軽にご連絡ください!
見学も大歓迎です!
皆さまからのご連絡をお待ちしています。